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はいず 5 えらんど

日記とTRPGとWCCFに三国志大戦のブログ
 
 
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子供の御使い

Author:子供の御使い
子供の御使いと書いてこどものおつかいと読みます。趣味は、読書、ゲーム、TRPG、サッカー観戦、プロレス観戦、映画鑑賞。面白いものに飛びつくとずるずるとはまる性質の持ち主。

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N◎VAのはしりがき その5 

千早 冴子は、事件の状況を映したディスプレイに目をやった。
しばらく考えた後、この事件を解決するのに適任の巡査を呼び出した。

2秒後、煙草を咥えライダースーツに身を包んだ男が冴子の前にやってきった。
男の名は、鳳翔 刻。ブラックハウンド機動捜査課の巡査である。
「で、任務は?」
「あなたにやって欲しいのはこれよ」
冴子は、ディスプレイを鳳翔に向ける。
「新宿インペリアルパーク連続動物失踪事件?」
読み上げた後、鳳翔があきれたように紫煙を空に吐く。
「SSSにでもやらせろよ、こんな事件。ブラックハウンドが出張るような事件じゃねぇ」
「鑑識の結果では、失踪した動物は、襲われた可能性が高いわ。
襲った動物は、中型の猿もしくはそれに類するもの・・・つまりヒルコの可能性が高いわ。
今は動物ですんでいるけど次は、人間を襲うかもしれない。
だからこれはブラックハウンドの仕事よ」
「ヒルコが相手かよ。めんどくさい相手だなぁ。
俺より他に適任がいるんじゃないか」
「いいえ。あなたが適任よ。
理由は三つあります。
一つ目は、あなたがバイクという機動力があること。
二つ目は、あなたがショットガンを使い足の速い相手でも手傷を負わせることができること。
そして三つ目は、今日は木曜日だからよ」
鳳翔は、再び紫煙を吐き出した。そして面白そうに笑った。
「そりゃクルードすぎるぜ、課長。年がばれるぜ?」
「別に隠してもないけど。公式プロファイルにも載ってるわよ」
「そういう理由なら二時間で解決してこいってか?」
「二時間後に未解決事件送りってこともありえるわね」
「ま、そうならないようにやってみるさ。じゃいくぜ」
鳳翔は、そう言うと適当な敬礼をして部屋から出て行った。
鳳翔がでていったのを見届けてから冴子は、椅子に体重を預けて呟いた。
「まさかとは思うけどね・・・」
彼女の明晰な頭脳は、ある可能性を思いつきそしてそれが低い確率ではないことを否定できないでいた。
その時、冴子の課長席にある電話が鳴った。
電話を取るとそれは生活安全課からの電話だった。
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