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はいず 5 えらんど

日記とTRPGとWCCFに三国志大戦のブログ
 
 
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子供の御使い

Author:子供の御使い
子供の御使いと書いてこどものおつかいと読みます。趣味は、読書、ゲーム、TRPG、サッカー観戦、プロレス観戦、映画鑑賞。面白いものに飛びつくとずるずるとはまる性質の持ち主。

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世界樹の下で~ギルド ララパルーザ活動記~その1 

僕の名前はソリュー。
エトリアの街にある世界樹の迷宮を探索する冒険者だ。
職業はアルケミスト。
得意な術は火炎系。
所属するギルドは、ララパルーザというこの街でもっとも新しいギルドだ。
そのためまだ僕がいるパーティだけしか所属していない。
前衛は、まずソードマンのジェラード。
斧を使うパワーファイター。
力まかせに敵をぶん殴る荒っぽい戦い方をするけど普段は陽気なお兄さん。
最近、鉱石を掘れる場所を発見して鉱石掘りにもその力を生かしている。
次にパラディンのカーン。
パーティのみんなを体を張って守る騎士。
厳つい表情で無口だが戦闘になると大声で指示を飛ばす。
いや、あれは大声というより吠えてると言った方が適切かも。
ジェラードとセラーナが敵を倒すことに集中できるのも彼がかばってくれているからこそ。
でも厳つい顔で損してると思う。
もう一人の前衛は、ソードマンのセラーナ。
ジェラードと違ってこちらは剣を使う。
荒っぽく力任せに戦うジェラードと違って素早さを生かして敵を倒す。
ジェラードとは仲いいんだか悪いんだかよくわからないけど戦闘中は、なんだかんだといいながら息が合ってると思う。
意外と現金。一攫千金を狙ってこの街に来たと言っていた。
前線は、この三人。
ジェラードとセラーナの二人が敵を倒すことに専念してカーンが二人を守る。いいトリオだと傍目からみてもそう思う。
で、後衛は、僕とメディックのキュリナ。
キュリナは、おっとりとしたお嬢様という感じの風貌と優しい性格をしている。
迷宮に入ったら1Fでキュリナと一緒に武器や防具の材料になる木材や野草を集めるのが僕の仕事だ。
なんだかこのときだけはハイキングにでも来ているようなのんびりとした気分になる。
最初は、時間がもったいないとかいっていたセラーナも僕たちが集める材料をシリカ商店に売るとちょっとしたお金になると知ったとたん何も言わなくなった。
やっぱり現金な人だ。
僕たちは、今、4Fで発生した狼の大群を退治するべく頑張っている。
最初の頃にくらべて格段に強くなった。
1Fでいい陽気だったのでみんなで休んでいたら不意に襲われて痛い目をみた毒アゲハも今では簡単に倒せるようになった。
なんでもあそこで毒アゲハに痛い目を見るのが初心者の定番らしい。
4Fではまず狼たちを避けてマップを作成することを優先している。
4Fの敵もあまり3Fと変わりなくそろそろ狼退治しようと思っていた時にそいつはやってきた。
赤いハサミガニ。それが僕のそいつを見た印象だった。
赤くてもハサミガニなら新種でも僕の火炎術式で焼ける!
確信した僕は、前衛の三人に火炎術式で赤いハサミガニを狙うことを告げると前衛の三人はハサミガニの取り巻きを相手にし始めた。
ハサミガニなら僕の火炎術式で焼けると前衛の三人も察してくれたのだ。
ちょっとしたことだがこういう素早く共通の判断がとれるかどうかで生存率が違ったりするということをここまでの冒険で僕たちは身をもって知った。
そして僕は火炎術式を起動した。
火炎が赤いハサミガニを包みこむ。
これで焼きガニの出来上がり。
そう思っていた僕の目に飛び込んできたのは火炎に身を焼かれても焦げ目一つついてないハサミガニだった。
次の瞬間、赤いハサミガニは、僕に向かってハサミを振り上げ・・・・

次に目を覚ました時、僕は街の治療院のベッドに寝ていた。
傍にいたパーティの面々にあの後どうなったかと聞くとジェラードが力まかせに甲羅を叩きわりセラーナが甲羅の間に剣を突き刺してあのハサミガニを倒したということだった。
どうやらあの赤いカニには、火炎術式は効かないみたいだ。
僕が退院するまでまだ時間がある。
それまでに新しい術を勉強しておこう。
火炎が効かないなら他の術-例えば氷の術式-を試してみようと思う。
今回のことはいい教訓になった。
僕はちょっと慢心していたんだと思う。
3Fの敵まで簡単に倒せるようになったから4Fも簡単にいけるだろうと思っていた。
それが今回の赤いカニにやられたことに繋がったんだと思う。
そう考えてち落ち込んだ。
ここまで僕が練り上げてきた火炎術式が効かなかったんだから。
でも落ち込んでばかりもいられない。
まだまだ先は長いんだから。
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