はいず 5 えらんど日記とTRPGとWCCFに三国志大戦のブログ
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影武者衛宮士郎
魚石庵さんの花のエミヤ 聖杯のかなたに 其の二が面白かったので触発されて僕も書いてみたり。
ある日の衛宮家の食卓の風景を隆 慶一郎風味に。 ■■■■ 丸い樫の木のちゃぶ台の前でひとり大きめの茶碗をご飯で山盛りにして静かに食べている女性。 それは昼食でもいい。夕飯でもよかった。 微かな風にふりかけは、はらはらと散りご飯にかかるだろう。 香のものにたくわん一片が載るだろう。 女性はしばらくふりかけのかかったご飯を眺めやがてふりかけごとご飯を食べつくすだろう。 新たなご飯がよそわれ、新たなふりかけが舞い、新たなふりかけがご飯にふりかかる筈である。 それをまた、ゆっくりといとおしむように眺めては食べつくす。 緩慢に陽は移ろい、夜は更けていくだろう。 それはさながら一箇の女神の姿だった。 凛も大河もいつか陶然となっていた。 この目前に座っている小柄な体躯の女性に、もっともふさわしい姿があるとしたら、それは、甲冑に身を包み、大身の剣を構え巨大な馬に跨って疾駆してゆく姿か、この女神の姿か、そのどちらかに違いない。 二人はしみじみとそう感じていた。 凛が遠慮深げに咳払いをしていった。 「ああ・・・時には、その・・・もう一人、人数を増やすということがあってもいいんじゃないかしら・・・」 「い、いや三人ということも・・・」 大河が慌てふためいて追加する。 「桜もいれなければ」 凛と大河は己れを恥じた。 桜を忘れていたことを、である。 この目立たない女は、夕飯のおかずを買ってきますとことわって財布を持ってでていったきりである。 「いや、食べるなら5人だな」 セイバーはにっこりと笑った。 士郎のことをいっているのは明らかだった。 「中々料理の上手い男だぞ、あれは」 セイバーは、本気でそう思っている。 考えてみれば奇妙な話であった。 自分が忠誠を誓った男の料理の腕に、どうやら本気で惚れ込んでしまったらしいのである。 或いは世の中とは、そうした皮肉なものなのかもしれなかった。 ■■■ なかなかこれは、書いてて楽しいな。 好きな作家の文章と好きなゲームのクロスオーバーだからかのぅ。 しかし誰が元ネタわかるんだろう、これw スポンサーサイト
コメント
小説家隆慶一郎(脚本家池田一朗)+fateですな。タイトルと3行目に出典が正直のせてありますので元ネタは皆大丈夫かと。 fateがわからぬ寸足らずはここの住人にはいないはずw あと面白かったので文体模写系で http://www.ne.jp/asahi/ymgs/hon/yomimono_folder/yomimono20_doraemonhanka.htm トラックバック
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